# Spread assignment (展開代入) 分解代入において、変数の前に`...`を置くと残りの要素を全てその変数に展開できます。これを展開代入と呼びます。 ```erg [x, ...y] = [1, 2, 3] assert x == 1 assert y == [2, 3] x, ...y = (1, 2, 3) assert x == 1 assert y == (2, 3) ``` ## Extract assignment (抽出代入) `...`のあとに何も書かない場合、残りの要素は無視して代入されます。このタイプの展開代入を特に抽出代入と呼びます。 抽出代入は、モジュールやレコード内にある特定の属性をローカルに持ってくる際に便利な構文です。 ```erg {sin; cos; tan; ..} = import "math" ``` このようにすると、以降はローカルで`sin, cos, tan`が使用できます。 レコードでも同じようにできます。 ```erg record = {x = 1; y = 2} {x; y; ...} = record ``` 全て展開したい場合は`{*} = record`とします。OCamlなどでいう`open`です。 ```erg record = {x = 1; y = 2} {*} = record assert x == 1 and y == 2 ```

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